お遍路忘備録

お遍路で気がついた事、意外な事など

人に勧められないサービスとは

 2020GWに高野山を参拝する計画を立てていた。しかし新型コロナウイルスの猛威で飛行機は飛ばなくなり、日本全国で外出自粛が要請され、出かけることができなかった。

 コロナの前に宿を予約しようとしていたら、大阪のホテルはどこも強気な価格設定になっていた。大阪はインバウンド客に人気のエリアだったからだ。それで初めてAirbnbというサービスを利用してみることにした。結果的に、これはあまり良くないというか、絶対に人に勧められないサービスだった。

 というのも、利用する部屋のオーナー毎にキャンセルポリシーが異なり、かなり早い時期のキャンセルでも半額のキャンセル料金がかかってしまうことすらあるので。ホテルだと半額キャンセル料の対象になるのは2日前とか前日キャンセルの場合だから、かなり厳しい条件だ。また今回のコロナ騒ぎで航空会社もホテルも返金やキャンセルには無条件で応じていたが、Airbnbの民泊部屋のオーナーは、そんなものお構いなしだった。それを受けてAirbnb自体がキャンペーンと銘打ってクーポンを出していたのだが、これもPCからの利用者のみ適用とのことでスマホ利用者には恩恵が無かった。

 要するに旅行の1ヶ月前の段階で、キャンセルしたにもかかわらず、キャンセル料だけまんまと払わされてしまったのだ。5000円程度だけど、納得できる代物では無い。

 

 以前に年末年始に海外旅行したときも、千歳空港が猛烈な大雪に見舞われて、飛行機の翼に積もる雪の除氷作業が追いつかず、相次いで欠航や遅延になった日があった。しかし、JALANAは最後まで諦めずに除氷作業を行ない、責任をもって千歳空港で待たされていた乗客を全て目的地へ送り出したのだった。羽田、関西、中部などへ翌日の国際便への乗り継ぎのある人がほとんどだった。その反面、新規参入の航空会社は全滅で、カウンターの前で呆然と立ちすくんでいる人もいた。

 要は、最後、誰が責任を取るのかという点で、Airbnbなんかは絶対に使ってはいけないのだ。結局、どこの誰かもわからない部屋の持ち主と交渉するのは困難だし、サポートが間に入ったとしても、お金が戻ってくるのが関の山で、旅行自体は台無しになるケースもあるという。旅行会社や航空会社、ホテルが責任を取ってくれるのとは全然違って、安い分リスクもあると言うこと。今回、それが良くわかったので、絶対に人に勧めないし、二度と使わないと心に決めた。多少高くても、保証があるということは大事なことなのだ。