お遍路忘備録

お遍路で気がついた事、意外な事など

龍馬の休日切符で室戸岬へ行く

24番最御崎寺から再開。

高知駅で「龍馬の休日切符」を購入し、JRとくろしお鉄道で「奈半利」駅へ。

奈半利からジオパーク行きの路線バスに乗り換えて室戸岬へ。

「岬観光ホテル前」で降車して、そのままチェックイン。

本来なら、美味しい夕食もいただくはずだったのに高知空港へ向かう飛行機が減便され最終バスで現地入りとなり夕食はキャンセルした。また朝食も7時からとのことでこれもキャンセル。

 

龍馬の休日切符は、行きが高知から室戸岬、帰りが室戸岬から高知までの2日間で使えるフリー切符で、逆方向には使えないようになっている。

高知出発で室戸岬に行く場合だと、3540円と大変お得になっており、この手の周遊切符にありがちな優待もついている。

 

岬観光ホテルは、いいホテルだと思うけれど、個人的に布団が身体に合わなかった、、普段羽布団で寝ているので、掛け布団が普通の綿布団だったため熟睡できなかった。それだけが残念。

 

この時期、日の出が7時チョイ前なので、岬観光ホテルを出発した6時半頃はまだ薄暗く、室戸岬の遊歩道も真っ暗で、ヘッドランプがあったほうがいいな、、と。結局、iPhoneのライトを懐中電灯代わりに使う。この日、日本全国で気温が上がったらしく、朝の時点で気温が10度もあり、上り坂で汗をかいたので、大分薄着になった。

 

お参りを終えた後は「スカイライン入口」から路線バスで25番札所津照寺の最寄り駅「室戸」へ。太平洋を眺めながら、さわやかな気分で車道を降りていく。晴れていれば海の青さもうつくしいだろうに、曇っていたせいでなんとなく濁ったように見える。

 

25番札所津照寺から26番札所金剛頂寺までは徒歩で約4km。

 

26番金剛頂寺から最寄りのバス停「元橋」へ。元橋から「田野役場通」で降車してくろしお鉄道「田野」駅から「唐浜」へ。唐浜から27番札所神峯寺へ。この日の要注意ポイントへ向かう。距離的には約4kmとそれほど長距離ではないものの、上り坂がきついため体力を消耗する。車道は距離が長いし、結構登りがきつい。遍路道は若干短めだが斜面はかなり急で、やはり体力を消耗する。

この日は前日に熟睡できなっかったのもあり、体力的にかなりしんどかったようだ。iPhoneの心拍数の記録を見ると、最高心拍数が144とかなり低く、これはトレーニングで心肺機能が強化された結果と言うより、疲労の影響を受けていたとみたほうがいい。本来なら150台まで行ってるはずだ。もしくは、前回と異なり、道が分かっている分行程に余裕を持たせているため、それほど急いでいなかったというのもあるかもしれない。前回は普通に15分/kmペースで行程を組んだため、帰りは走って降りる羽目になったからだった。山道が行程に入る場合は、30分/kmくらいで考えたほうが無難だ。

 

そして参拝を終えて下山し再び「唐浜」駅へ。くろしお鉄道で「のいち」駅で降車し、高知黒潮ホテル泊。ここで「龍馬の休日切符」とお別れ(車掌さんに渡し忘れてしまった・・疲れていてぼーっとしていた)。高知黒潮ホテルは、布団もふかふかだし、サウナ付き温泉大浴場も併設されており、これで素泊まり7000円は、かなりコスパが良いと思う。