お遍路忘備録

お遍路で気がついた事、意外な事など

iPhone デフォルトのマップが便利。

iPhoneにデフォルトで入っているマップはとても便利に進化している。

お寺の名前を入れて経路検索すると、公共交通機関を利用した場合も含めて指示してくれるが、電車やバスの情報が正確に表示されるので、効率的に回るのには欠かせないアプリだと思う。電車等の乗り換え専門のアプリだと、バスが表示されなかったりもするし、そういうアプリだと課金が必要な情報だったりしても、デフォルトでインストールされているアプリで、課金もなしに使えるのはとても便利だ。

また腕につけているAppleWatchとの連動も何気に便利。曲がり角とか道に迷いそうな所はスマホで確認するようにして、まっすぐとか見るほどでもないときは、Watchで曲がり角まであと何メートルの表示を確認したり、到着予定時刻の確認をしたりできるし、常にiPhoneの画面を表示させておかなくていいから、地味にバッテリーの節約になっているかもしれない。

お寺でお参りを終えたら、事前に立てておいた計画に基づいた行程表を確認しつつ、iPhoneでも経路を確認してみると、意外にも歩くより楽な公共交通機関利用ルートが存在することが判明したり、当初の行程より遅れてしまって電車に乗り遅れたときに、実は電車で行くのと大差ない感じでお寺に到着できる路線バスの存在をナビしてくれたりと、本当に助かるアプリである。

 

線香にいたずらされたお寺で、ご夫婦に「今日はどこをまわられたんですか」って話しかけられたときも、まず大街道から繁多寺へバスで近くまで行って、そこから石手寺まで歩いて、石手寺から道後温泉駅から路面電車に乗ってJR松山駅まで行って、さらにそこから太山寺まで2kmくらいの所まで路線バスで行って、太山寺からこのお寺まで歩いて、お参りが終わったら、伊予和気の駅からまた大街道まで・・と説明したら、一瞬「!?」とびっくりされていた。ただひたすらに歩いている様子を想像されていたのだろうけれど、意外に複雑な経路を取っていて、情報化されていたのだ。自分でも、知らない街で瞬時に乗り換えや経路が出てくるのって、本当にすごいことだと感心する。

一昔前なら、こんなことまずできなかったろうし。

 

Googleを使わない理由は、地図の間違いがひどすぎて、本当にひどい目に遭ったことがあるからだ。北海道のラピスタ阿寒川というホテルに行こうとして、運転に忙しかったから中学生の子供にナビを任せたのもまずかったんだけど、サファリで調べてGoogleマップに掲載されている場所へ行ったら、何もない荒野だった。本当のホテルは、そこから50km離れた、阿寒湖畔からちょっと離れた場所にあったのだった。ホテルがグランドオープンして間もない頃だったから、ちゃんと登録されていなかったのだろう。

それ以来、グーグルマップは信用しないことにしている。

あれからもう何年もたってずいぶん良くなっているのだろうとは思うけれど、どうしても怖くて使えない。