お遍路忘備録

お遍路で気がついた事、意外な事など

サウナで筋肉痛を回避する

 たくさん歩いた後の筋肉痛の回避にサウナが有効であると、ほんの1ヶ月前に気がついた。

 

 去年くらいから、サウナが流行しているそうで、私もたまにサウナへ行くことがあった。またお遍路できなかった今年は、近くの里山を上り下りして身体を鍛えてみた。

 

 里山ハイキングもなかなか体力を使うので、ちょっとした日帰りハイキングのつもりでも翌日にはしっかり筋肉痛になるのだが、あるとき偶然に、日帰りハイキングの後によく行っている銭湯のサウナで、サウナ6分、冷水1分ちょい(100数えている)、休憩3分を3回くらい繰り返すと、あら不思議、それまでひどかった筋肉痛が全く起こらないのだ。その日は近くの低山の初心者コースを約3時間かけて上り下りした。

 

 別の日は6時間くらいかけて、低山を3つ縦走するルートで、だいたい10km位をのんびりハイキングした。たいした運動じゃ無いように思えるが、お遍路転がしみたいな急な坂道もあるし、アップルウォッチだと心拍数が160位まで上昇する場面もあり、汗をたくさんかいた。同じようにサウナに入ったら、やはり全く筋肉痛にならない。

 

 また別の日に、今度は少し高い山を2つ上り下りし、距離は約18キロ、高低差が800mあり、そこそこ登山気分が味わえそうなコース。6時間かけて歩く。途中かなり急な上り坂があり、お遍路転がしどころではなかった。で、サウナで同じようにととのったら、なんと全く筋肉痛にならなかった。

 

 これは本物である。

 

 私の経験だと、このくらいの運動だと筋肉痛不可避なのに、なんかちょっと疲れたかもしれない・・程度にしか疲労していないのである。

 

 先日高野山に行った際も、宿泊した難波のホテルにサウナがあったのでサ活してみたら、やはり疲れが全く残らないのだった。

 

 サウナで筋肉痛が回避できる理由は

 1.血行が良くなるため乳酸のような疲労物質が早々に筋肉から排出されるから。

  (乳酸が筋肉痛を引き起こすことが否定されつつあるけれど)

 

  2.とにかく血行が良くなるので、循環が良くなることにより炎症の改善や傷ついた筋肉の修復がブーストされるため。

 

 よく聞く話で、運動をしたあとは身体を冷やさないほうがいいというけれど、積極的に暖めることで、回復を早めることができる可能性がある。

 ただこれは私一人の体験談だし、科学的な根拠のある話では無いが、試してみる価値はあると思う。試して上手くいったらラッキーということで。

 サウナで整うこと自体は、色々な意味で身体にいいらしいから、やって損はないはず。

 

 このことにもっと早く気がついていれば、お遍路1周目も、もっと楽にたくさん歩けたかもしれない。

 

 サウナがない宿でも、大浴場のみだったり、ユニットバスのみだったりはするけれど、湯船に浸かるのと冷水浴を交互にすることは可能かと思うので、それでも何もしないよりかはマシになるのかも。