お遍路忘備録

お遍路で気がついた事、意外な事など

30番札所善楽寺の辺りで行程がおかしくなる

高知黒潮ホテルから徒歩で第28番札所大日寺へ。

大日寺から最寄り駅「のいち」へ。「御免」で降車し、第29番札所「国分寺」へ徒歩で。

国分寺から「国分通バス停」まで徒歩で行って、「一宮東門」下車。

第30番札所善楽寺へ。ここまでは時間通り。

善楽寺では昨年同様に、住職の手描きイラスト付きのティッシュをいただいた。今年の絵柄もとてもカラフルでかわいらしい。

 

そして予定ではJR「土佐一宮」駅へ11時17分までに到着しているはずなのだが、ちょっと無理っぽい感じになっている。なんでだろう。多分、この辺りのバス停から寺までの徒歩の距離が実際の距離とは異なっていて、歩く時間が余計にかかっているとしか考えられない。お参りにかかる時間がそれほど長くなることはないし、善楽寺は平地にあるお寺で、境内は広いが長い石段があるわけでは無いからだ。

 

結局、予定を変更し、11時35分のバスでJR高知駅へ向かった。

予定では11時40分発のまい遊バスに乗車しているはずだが、2本後の12時40分発に変更。ここで1時間のタイムロスとなった。バスを待つ間に休憩をしながら、行程を再計算し、桂浜あたりでタクシーに乗るか、もしくはそのまま龍馬記念館で乗り換えてなんとか雪蹊寺にたどり着けるかということが判明。

 

ここで選択を迫られる。

タクシーといっても東京みたいにその辺にあちこち走ってて、呼べばすぐ来る訳では無いから、あらかじめ呼ばないといけないし、電話したとしても車が無いと断られる可能性もある。

もう一つの選択肢は、ここは普通にバスで行き、間に合えばラッキーで、間に合わなければ翌朝早起きして南はりまや橋から長浜方面行きのバスに乗ってお参りをしても、おそらく飛行機の時間に遅れないだろうという賭けだった。

 

12時40分発のまい遊バスに乗り第31番札所竹林寺へ。最初にここに行こうとしたときも結構大変な目に遭ったことを思い出す。次回この辺りの行程を組むときは、かなり注意するに越したことがないと考えた。

 

竹林寺では時間があったので、お庭と宝物殿を拝観する。お庭は休憩にちょうど良かった。宝物殿は、平安時代の仏像があったのがすごいと思った。この時代は、木彫で漆と和紙、布で固めた造りの仏像で素朴な感じのものが多い。美術の教科書で見たことがある程度で、実物を見るのは初めてだった。確かにこれは貴重だ。

 

13時9分に竹林寺で乗車し、14時21分に池通技術学校前で降車する。こんな所で降りるのは、第32番札所禅師峰寺へ向かう人だけなのか、運転手さんに「御気をつけていってらっしゃい」と声をかけられる。前と同じ道を通ったが、寺への参拝路に関しては、急な山道を登るよりも車道をくねくね登坂した方が早いと判断した。山道が300m、車道が500mで、山道を行けば寺に着くのは早くて15分後、車道なら10分程度と思われ、無理に御遍路道を行く必要は無さそうだった。多分山道コースだと次のまい遊ぶバスの時間に間に合わないからだ。

 

参拝を終えて、次のまい遊バスに乗ったのは16時21分で、龍馬記念館に着いたのが16時31分、そしてささっと16時31分発の路線バスに乗り換えて「長浜」へ。ここでまいゆうバスのおまけの片道路線バスの切符を使用。これで、残りは路面電車乗り放題のみだが、今回は使わない。

長浜に着いたのが16時40分頃で、バス停から第33札所雪蹊寺までは、ほんの400mとなっているため、ぎりぎりセーフで納経所へ滑り込む。

 

参拝を終え、長浜でバスを待っていたら帰りのバスがなかなか来ない、、乗り場が北側のバスターミナルだったみたい。あらま。

 

とさでんバスで「堀詰」へ。そこからドーミーイン高知へ。夕食にはおいしい魚介類をいただき大変満足。ホテル近くの居酒屋さんが大当たりだった。はがつおの美味いことといったら、いままで食べた全ての魚の中で1番美味いという位だった。

 

しかし次の日の朝、高知空港へ向かおうとバス停まで行くと、変に人が少ないというか誰もいない、、バス停の張り紙を見るとコロナの影響で「運休」になっていた。どうやら直近の空港連絡バスは1時間前に出発していたみたい。仕方ないのでタクシーで行ったけれど、4740円もかかってしまった・・・とほほだ。次からはちゃんとバスの運行情報をチェックしようと思った。